filmout 個展『不時着するキマイラ』

映像作家でコラージュアーティストのfilmoutによる個展『不時着するキマイラ』
コラージュによる平面作品と映像作品を展示致します。

< statement >
私たちが見ているものは常に物事の全てではなく一側面であるため、現実でも作り話であるかのような不条理な出来事が唐突に起きる。
見えているようで見ていない、それに起因する誤解。
波風のように立つ噂が思わぬ展開をして本人に流れ着き驚く事があるように、人は自分の経験と情報の範囲内で物事を繋げて判断する。
都会ではそれほど珍しいことではないかもしれないが、私が育った場所ではその人口密度の低さや自然の厳しさから、
思わず笑ってしまうような、また極度の不安を覚えるような不条理で不思議な光景が際立って見えた。
後にそれがシュルレアリスムの考え方の一種であることを知る。

そんな脈絡のない断片性の展開にコラージュをメインとした技法が最適と考え、
作品では画面全体から不穏な空気を想起させ、
切り貼りの粗さ、触覚的な生々しさにより、動的な流れが生まれるよう配慮している。
主に素材そのものを使うのも、それ自体に時間的な要素を含んでいるのが理由である。

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filmout 個展
『不時着するキマイラ』

会期:2018年10月11日(木) – 10月23日(火)
時間:15:00-21:00
*10月17日(水)休廊

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profile:
filmout / 五反田和樹
映像作家・コラージュアーティスト
http://filmout.jp/

1981年、広島県北広島町(旧千代田町)生まれ
2002年、大阪学院大学外国語学部ドイツ語学科を卒業し広島に帰省
2007年頃から主に広島でクラブイベントや展覧会を開催
2009年、フリーランスとして独立
2018年8月、東京に拠点を移す

冬には豪雪地帯となるような自然広がる広島の田舎から、
大阪に引っ越した際に見たヴィム・ヴェンダース監督の『都会のアリス』に衝撃を受け、
以降単館系映画に頻繁に触れるようになる。
並行してシュルレアリスムやドイツ表現主義に影響を受ける。
コラージュ作品では時間と空間の概念と物語性を加え、
映像的な想像力を喚起させるような制作を続けている。

本業の映像制作では企画、撮影、編集まで一通りこなすが得意なパートは編集。
デザイン、印刷の分野ではコラージュ素材を使用したアートワークや、
油性のシルクスクリーン印刷を施した制作などが得意。

2012
個展「ひとでなしの夜明け」@ヲルガン座廃墟ギャラリー(広島)

2013
ポストカードアート展「scopophilia」@4bid gallery(イギリス、レスター)

2014
個展「Scene Screen Script」@NSA(広島)

2015
個展「総天然色」@本と自由(広島)

2016
個展「WARP」@HOPKEN(大阪)
グループ展「Virgin Babylon Art Works Exhibition」@Quiet Noise(東京)

2017
個展「SHIFUZOU 畑にあるテレビに二階建ての動物が繋がれている」@本と自由(広島)

2018
グループ展「Summer Group Show 2018」@THE blank GALLERY(東京)